先に結論
2027年度兵庫県公立高校入試の「最終的な倍率」は、まだ決まっていません。
・秋の「進学希望調査の倍率」と、本番の「出願倍率」は別の数字です。
・進学希望調査の結果は、例年11月下旬に兵庫県教育委員会から公表されます(2025年は11月10日現在の調査を11月27日に公表)。
・倍率を見るときは「何年度・いつの調査・どの学科・どの選抜方式」かまで確認しましょう。
更新予定:2027年度入試に向けた進学希望調査の結果が公表され次第、神戸高校・御影高校・葺合高校を中心に、この記事へ追記します。
2027年度(令和9年度)の兵庫県公立高校入試が、少しずつ近づいてきました。
神戸市の中学3年生や保護者の方にとって、この時期になると気になり始めるのが「倍率」ではないでしょうか。
「神戸高校は今年も倍率が高い?」
「御影高校を志望しているけれど、希望者は多い?」
「葺合高校はどうなる?」
「希望倍率が高かったら、志望校を変えた方がいい?」
こうした数字は、受験生にとってどうしても気になるものです。ただし、最初にとても大切なことを確認しておきます。
「進学希望調査の倍率」と「実際の入試の出願倍率」は同じものではありません。
この記事では、2026年9月30日時点で確認できる兵庫県教育委員会や各高校などの公表情報をもとに、2027年度兵庫県公立高校入試について、神戸高校・御影高校・葺合高校を中心に整理します。
数字だけを見て不安になるのではなく、「今の時点で何が確定していて、何がまだ動くのか」を分けて考えていきましょう。
2027年度兵庫県公立高校入試|まず確認しておきたいこと
2027年度(令和9年度)の兵庫県公立高校入試については、兵庫県教育委員会から入学者選抜の基本方針・日程・選抜要綱などが公表されています。2026年9月3日には、「令和9年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱」も公表されました。
一方で、「倍率」という言葉には注意が必要です。次の4つは、すべて別の数字です。
| 倍率の種類 | わかること | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 進学希望調査の倍率 | その時点で「進学したい」と考えている人数の割合 | 秋〜冬 |
| 推薦入学・特色選抜などの志願倍率 | 推薦・特色選抜に実際に志願した人数の割合 | 2月 |
| 一般選抜の出願倍率 | 一般選抜に実際に出願した人数の割合 | 3月 |
| 志願変更後の最終倍率 | 志願変更を経た、最終的な人数の割合 | 3月 |
「2027年度の倍率は○倍」と一つの数字だけで表現することはできません。
進学希望調査の「希望倍率」と実際の「出願倍率」は違う
兵庫県では、中学3年生の進路動向を把握するための「高等学校進学希望者数等動向調査」が行われています。
ここで注意したいのは、進学希望調査で分かるのは、その調査時点で「その高校へ進学したい」と考えている人数だということです。実際の入試までには、まだ時間があります。その間に受験生は、
- 実力テスト・定期テスト・模試
- 学校説明会・オープンハイスクール
- 内申点・三者面談
- 私立高校の併願校決定
などを経て、最終的な受験校を決めていきます。
つまり、秋の時点で「神戸高校に行きたい」と回答していても、実際に神戸高校へ出願するとは限りません。反対に、秋の段階では別の高校を考えていた受験生が、その後に志望校を変更することもあります。
したがって、進学希望調査の数字は「現在の人気や志望動向を見る材料」であって、本番の出願倍率そのものではありません。
進学希望調査の結果はいつ発表される?
兵庫県の進学希望調査の結果は、例年11月下旬に兵庫県教育委員会から公表されています。2025年は、11月10日現在の調査結果が11月27日に公表されました。
2027年度入試に向けた調査も、同じ時期に公表される見込みです。公表され次第、この記事に追記します。
2027年度の倍率を見るときに注意したいこと
この記事では、学校別の希望者数や倍率について、確認できない数字を推測して掲載することはしません。高校入試に関する数字は、受験生の進路判断に関わる情報だからです。
インターネットやSNSで「○○高校は○倍」という数字を見つけたときは、次の5つを確認してください。
倍率チェックリスト
□ 何年度の数字か(前年の倍率ではないか)
□ いつ時点の数字か(秋の希望調査か、本番の出願か)
□ どの学科の数字か(普通科・専門学科など)
□ どの選抜方式の数字か(推薦・特色選抜か、一般選抜か)
□ 情報源はどこか(教育委員会・高校の公式発表か)
神戸市の公立高校は「第1学区」
兵庫県公立高校の一般選抜では、学区が設定されています。神戸市が含まれるのは第1学区です。第1学区には、神戸市・芦屋市・洲本市・南あわじ市・淡路市が含まれます。
神戸高校、御影高校、葺合高校などを志望する場合、自分が受験したい1校だけを見るのではなく、第1学区全体で受験生がどのように動くのかを見ることも重要になります。
神戸高校の2027年度入試はどう見る?
兵庫県立神戸高校は、第1学区を代表する高校の一つです。普通科に加え、自然科学分野を専門的に学ぶ総合理学科があります。
普通科と総合理学科では選抜の仕組みが異なるため、「神戸高校の倍率」という一つの数字だけを見ないことが大切です。検索結果やSNSで神戸高校の倍率を見つけた場合も、それが普通科なのか総合理学科なのかを確認してください。
そして、秋の時点で神戸高校を第一志望としている受験生にとって、今もっと重要なのは、最終倍率を予想することではありません。現在の自分と志望校に必要な学力との距離を把握し、3月までにどこまで縮められるか。こちらを考える時期です。
御影高校の2027年度入試|文理探究科は変更予定あり
兵庫県立御影高校も、神戸市東部の受験生にとって身近な公立高校です。2027年度入試で特に確認しておきたいのが、文理探究科です。御影高校は、2027年度入試における文理探究科の適性検査について、次の内容を公表しています。
| 教科 | 時間 | 変更点 |
|---|---|---|
| 国語 | 50分 | ― |
| 数学 | 50分 | ― |
| 英語 | 50分 | 60分(リスニング含む)から50分へ。リスニングは実施しない予定 |
ただし、御影高校自身が現時点の掲載内容を「予定」としており、最終的には生徒募集要項で確定すると案内しています。文理探究科を志望する受験生は、今後公表される募集要項を必ず確認してください。
葺合高校の2027年度入試|普通科と国際科を分けて考える
神戸市立葺合高校も、第1学区で多くの受験生が進学先として検討する高校です。葺合高校には普通科と国際科があります。
ここでも「葺合高校の倍率」という一つの数字だけを見るのではなく、自分が受験する学科・選抜方式の数字なのかを確認することが重要です。特に過年度の倍率を見る場合は、普通科と国際科を混同しないよう注意してください。
2027年度兵庫県公立高校入試の日程
2027年度(令和9年度)の兵庫県公立高校入試について、主な日程を確認しておきましょう。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 11月下旬(見込み) | 進学希望調査の結果公表 |
| 2027年2月16日 | 推薦入学・特色選抜などの検査(一部は2月17日も実施) |
| 2027年2月22日 | 推薦入学・特色選抜などの合格発表 |
| 2027年3月11日 | 一般選抜 学力検査 |
| 2027年3月18日 | 一般選抜 合格発表 |
出願手続きについては、2027年度からのインターネット出願を含め、兵庫県教育委員会が公表する最新の選抜要綱・案内を必ず確認してください。
今から一般選抜までは、まだ5か月あります。この時間をどう使うかの方が、現時点の希望倍率よりも受験生自身がコントロールできる部分です。
希望倍率が高かったら、志望校を下げるべき?
進学希望調査などで、自分の志望校に多くの希望者がいることを知ると、不安になるかもしれません。しかし、希望倍率だけを理由に、この時点で志望校を下げる必要はありません。
理由は単純です。希望倍率は、実際の出願倍率ではないからです。さらに、倍率そのものは受験生にはコントロールできません。100人が希望するのか、200人が希望するのかを、自分で変えることはできません。一方で、
- 今日何を勉強するか
- 今週何時間勉強するか
- 苦手科目をどこまで減らすか
- 定期テストでどこまで取りにいくか
- 模試の間違いをどこまで復習するか
は変えることができます。倍率は見る。でも、倍率に勉強時間を奪われない。秋の段階では、このくらいの距離感で考えるのがよいでしょう。
10月〜12月は「勉強量を安定させる」時期
2学期は、中間テスト、期末テスト、実力テスト、模試、学校行事、進路面談などが重なります。「時間がある日に勉強する」というやり方だけでは、勉強時間が安定しにくくなります。
そこで一つの方法になるのが、勉強する時間と場所を先に決めてしまうことです。
学校が終わる → 勉強する場所へ移動 → 勉強 → 帰宅
家に帰ってから「今日は勉強するかどうか」を決めるより、学校帰りの行動として勉強を組み込んでしまう方法です。高校受験は、一日だけ長時間勉強することよりも、必要な勉強を継続できる状態を作ることが大切です。
神戸・六甲エリアで受験勉強の場所を探している方へ
「家に帰るとスマートフォンを触ってしまう」
「学校が終わって家に帰ると、なかなか勉強を始められない」
「塾の授業がない日にも勉強する場所がほしい」
そんな場合は、勉強方法だけでなく、勉強する環境を変えるという方法もあります。六甲・灘周辺には、学校や塾、自宅、図書館などさまざまな勉強場所があります。その中の一つとして、勉強するための場所をあらかじめ決めておくと、生活リズムも作りやすくなります。
BE-CON六甲本店は、阪急六甲駅から徒歩1分の会員制自習室です。高校受験・大学受験、大学の勉強、資格試験など、それぞれの目標に向かって勉強する方が利用しています。
中学生・保護者の方へ
BE-CONは、年齢ではなく「自分の時間に本気になれるか」を大切にしている会員制の自習室です。ご利用は原則として高校生以上ですが、受験に向けて本気で勉強に取り組みたい中学生の方は、初回面談でお話を伺ったうえで、ご利用いただける場合があります。
まずは見学・面談で、お気軽にご相談ください。
倍率は、自分では決められません。でも、今日どこで、どれだけ勉強するかは自分で決められます。
まとめ|倍率を見るなら「何の倍率か」まで確認しよう
2027年度兵庫県公立高校入試に向けて、これから受験情報は少しずつ増えていきます。神戸高校、御影高校、葺合高校などを志望している人にとって、倍率は気になる数字でしょう。ただし、進学希望調査、推薦・特色選抜の志願状況、一般選抜の出願状況、志願変更後の最終状況は、それぞれ違います。
「○○高校は○倍らしい」という数字だけで判断せず、年度・調査時点・学科・選抜方式・情報源まで確認する。これが大切です。
一般選抜の学力検査は、2027年3月11日です。倍率を調べて不安になったときこそ、最後は自分が変えられる数字に戻ってみてください。
「何倍になるだろう」ではなく、「今日は何を勉強するか」。ここからの積み重ねには、まだ時間があります。
よくある質問
Q. 2027年度の兵庫県公立高校の最終倍率はもう分かりますか?
いいえ。2026年秋の時点では、2027年春の一般選抜の最終的な出願倍率はまだ決まっていません。進学希望調査の数字と、実際の出願倍率は区別して考える必要があります。
Q. 進学希望調査の結果はいつ発表されますか?
例年11月下旬に、兵庫県教育委員会から公表されています。2025年は、11月10日現在の調査結果が11月27日に公表されました。
Q. 神戸高校の倍率は今後変わりますか?
進学希望者数と実際の出願者数は一致するとは限りません。秋以降の実力テスト、模試、内申点、三者面談などを経て、志望校を変更する受験生もいます。
Q. 御影高校の文理探究科は2027年度に入試が変わりますか?
御影高校は、文理探究科の適性検査について、国語50分・数学50分・英語50分とし、英語ではリスニングを実施しない予定と公表しています。ただし、学校側は現時点の内容を「予定」としており、最終的には生徒募集要項で確認する必要があります。
Q. 葺合高校は普通科と国際科を分けて倍率を見るべきですか?
はい。学科や選抜方式が異なるため、「葺合高校」という学校全体の一つの倍率として見るのではなく、自分が志望する学科・選抜方式の情報を確認してください。
Q. 2027年度兵庫県公立高校の一般選抜はいつですか?
一般選抜の学力検査は2027年3月11日、合格発表は3月18日の予定です。
Q. 中学生でもBE-CONで勉強できますか?
BE-CONのご利用は原則として高校生以上です。ただし、受験に向けて本気で勉強に取り組みたい中学生の方は、初回面談でお話を伺ったうえで、ご利用いただける場合があります。
参考・出典
本記事は2026年9月30日時点で確認できる公表情報をもとに作成し、2026年10月に一部を更新しています。
- 兵庫県教育委員会「令和9年度兵庫県公立高等学校入学者選抜等について」
- 兵庫県教育委員会「令和9年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱」
- 兵庫県教育委員会「高等学校進学希望者数等動向調査結果」
- 兵庫県立御影高等学校「文理探究科 入試情報」
- リセマム「兵庫県公立高校の進学希望調査(2025年11月10日現在)」2025年12月2日
募集定員、進学希望者数、選抜方法、検査内容などは今後更新・確定される情報があります。実際に出願する際は、兵庫県教育委員会および各高校が公表する最新の募集要項・公式情報を必ず確認してください。
この記事を掲載しているBE-CON六甲本店は、阪急六甲駅徒歩1分の会員制自習室・Quietコワーキングです。六甲・灘周辺で勉強する高校生・大学生・社会人に向けて、学習環境や地域の勉強情報も発信しています。

